●生島足島神社の御柱祭（2010年4月）
今年は諏訪の御柱祭（おんばしらさい）の年で、その勇壮な祭りをTV中継で見ていたが、こちら上田の生島足島神社でも御柱の祭りがあるというので見に行った。
生島足島神社の｢御柱大祭」も（諏訪御柱と同じく）７年目ごと(６年周期)に行われ、今年４月１７日（土）が宵宮祭、１８日（日）本大祭、１９日（月）奉建祭で、４月１８日（日）本大祭を見てきた。
まずは 御柱曳きをスライドショーで、
御柱大祭
諏訪明神が諏訪へ向かわれる途中、生島大神足島大神に御柱を奉ったのが祭りの由緒とされている。神社の東方、｢東山」から伐り出した４本の赤松の大木（柱）を神社まで約２キロメートル近隣住民（氏子）が大勢で里曳きする。
幸い今日は昨日の異常な雪も無く暖かな春の日差しで、穏やかな田園風景の中を笛太鼓とともに｢お練り行列」が最初に進み、その後を４本の柱が順次 綱で曳かれて進む。
朝10時に「御旅所」(おたびしょ)の鳥居からスタートし、一日かけて夕方３時過ぎに生島足島神社に到着する。いわゆる「里曳き」で、諏訪御柱のような「山出し」は見られないが、途中（わざと）田んぼに落としたり、楽しみながらの行列である。
御柱は長さ５丈５尺５寸（約１７メートル）周囲約２メートル、重さ約４トンという。１本の柱を約２００人がかりで綱を曳く。木遣（きやり）４人が柱の上に乗って掛け声をかけ、２００人もの大勢が綱を一気に曳くのはかなり迫力がある。数十メートル進んでは止まる。止まって休憩している時には子供たちが柱に触ったり、乗ったりして遊んでいる。TVで見る諏訪の御柱とはまた違った、近くで楽しめるのどかなお祭りである。お昼は配られたお赤飯の弁当を田んぼの土手でいただいた。
御代田から しなの鉄道で上田駅、別所線で下之郷駅へ行き、朝１０時から午後３時まで一日楽しんだ。（下之郷駅は上田と別所温泉の中間にあり、生島足島神社は駅からすぐ近く）
 御旅所の鳥居から出発 |
 御旅所からの御柱ルート（途中の大鳥居から左手 生島足島神社へ） |
 最初にお練り行列(天狗が先頭） |
 お練り行列 |
 お練り行列 |
 お練り行列 |
 後を４本の柱が順次綱で曳かれて進む |
 一気に曳いて休憩（これを繰り返しながら進む） |
 御柱 |
 休憩のときにお神酒が振舞われる |
 御柱に腰掛けて |
 お昼を楽しんで |
 途中大鳥居を通って |
 田んぼに落とした御柱 |
 生島足島神社の東門前で左にまわり |
 生島足島神社の周囲を曳かれて |
 柱の立てられる場所へ（すでに穴が掘ってあった） |
生島足島神社
生島足島神社は日本の真ん中にあり、人と大地に生命力を与える「生島（いくしま）大社」と、人の願いに満足を与える「足島（たるしま）神社」の二神を祀っているという。生島足島の本殿は池に囲まれた島にある。
境内にある樹齢800年の「夫婦欅」（めおとけやき）は、夫婦円満、子宝安産、延命長寿のご神木で、そのシンボルは幕に囲われた祠の中にある。また１本の木から根が出て、両側に２本、その間に小さな木が２本並んで見える「家族幸の木」もある。
 生島足島神社（「日本中央」とある） |
 生島足島神社（池に囲まれている） |
 夫婦欅 |
 家族幸の木 |
 桜が咲いていた |
